アメリカの大リーグで活躍する、大谷翔平選手と山本由伸選手が、ともに所属するロサンゼルス・ドジャースが、2020年から4年ぶりの8度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げました。
最終戦が行われたのは、遠いニューヨークの敵地で、相手はヤンキースでした。
戦い抜いた結果、心打たれるような7対6の逆転勝利を収め、見事な形でタイトルを手に入れました。
試合終了後のロッカールームでは、大谷選手と山本選手が先輩選手たちに対し、シャンパンを浴びせる素晴らし
いショットが見られ、一層の注目を浴びる事となりました。
その後、ドジャース本拠地のスタジアムでは、ドジャースがワールドシリーズ制覇を果たしたことを祝うための
記念グッズが登場し、このニュースに心躍るファンが100人以上もの行列を作りました。
さらに、予定よりも30分早く開店されたことで、さらに興奮の舞台となりました。
その日一日が終わり、次の日の夜明けと共に、ドジャースの選手たちはニューヨークから飛行機でロサンゼルス
へと帰還しました。
そして、本拠地であるドジャーススタジアムに戻った彼らは、熱狂的な歓迎をファンから受けたのでした。
彼らが制したのは、アメリカの東西を代表する名門チームとの対決である事から、ドジャースのファンにとって
は、特別な価値がある制覇となったのです。
そして、その喜びを形にした記念グッズがドジャーススタジアムのチームストアに並び、開店前からファンたち
による行列ができました。
そのため、本来の開店時間より30分早めに開けられ、記念のバッジ付きのキャップや、大谷選手とヤンキースの
アーロン・ジャッジ選手の写真がプリントされた記念球など、ワールドシリーズにちなんだ商品が数多く売られ
ました。
多くのファンがこれらの商品を欲しがり、手に入れるために競っていたのでした。
男性のファンの1人は、自身の仕事の途中を抜け出し、その場で「2020年の際には、新型コロナウイルスのパン
デミックにより、壮大に喜ぶことが出来なかった。
だが、今回はしっかりとお祝いしようと思う」と笑顔を見せながら語ったのです。
また、アメリカ・ロサンゼルス市の中心部、ダウンタウンエリアでのワールドシリーズの記念パレードの開催が
1日後に控えておりました。
そして、大谷翔平選手はマ軍チームとの試合に熱意を見せ、「モチベーションの一つ」とコメントしました。
また、彼は自身のディアーボールチームからの移籍について、「ちょっと変わった感じがする」と語り、
「ESPN」というアメリカのスポーツ専門チャンネルに出演してインタビューを受けました。
そして、今年に入って21日(日本時間22日)には、全米野球記者協会が選出する最優秀選手賞(通称:MVP)
の受賞者が発表されました。
我々の大谷翔平選手が、ドジャースでの活躍によりナショナルリーグで2年連続、3度目の受賞を果たしたので
す。
彼は前人未到の「50本塁打-50盗塁」を達成し、その存在感を再び発揮しました。
レギュラーシーズンでは159試合に出場し、54本塁打と130打点を記録し2冠を獲得しました。
その大谷選手は昨年12月に10年総額7億ドル(日本円で約1061億円)という驚異的な契約金でドジャースに移
籍しました。
さて、大谷選手はもはや「40-40」を通過点とする驚異的な「50-50」も達成するなど、圧倒的なパフォーマン
スを見せつけました。
新しく加入したクラブでの初シーズンでありながら、優勝も経験し、素晴らしい賞を受け取ることが出来たの
で、新たな喜びを感じることができたと、彼は白い歯を見せながら語りました。
また、司会者からの質問「3度目のMVPについての思いは?」に対し、「今年一年は打者専念に徹しましたし、
オフェンス面に全力を注ぎました」と語ったのです。
さらに、大谷選手はリーグ2位の59個という自己新記録を打ち立て、盗塁数も自己最高の26個を達成しました。
昨年のオフシーズンから、ドジャースの一員となった大谷翔平選手は、練習の際に走塁に関するスキルの強化と
いう部分に特に力を注ぎました。
この取り組みの結果、走塁や盗塁において劇的な進歩を遂げた大谷選手の成長の裏には、2021年度からドジャー
スの一塁コーチを務めてきたクレイトン・マッカラー氏の存在が大きく影響していました。
だが、このオフシーズン、マッカラー氏がマーリンズのマネージャーに就任することが発表されました。
マッカラー氏が「54-59」(54本塁打、59盗塁)の達成にどの程度の貢献をしたかを問われて、大谷選手はすぐ
に「彼の存在なしでは、私の59盗塁は達成出来なかったでしょう」と応えました。
そして、彼自身の走塁に関する成長を助けてくれる存在であった彼との様々な意見交換やコミュニケーションを
通じて日々の改善が感じられたと述懐しました。
また、「彼がマーリンズの監督になり、私が盗塁を成功させた瞬間を見ているという現実は少し奇妙な気持ちで
すが、それは今の私の大きな動機づけになっています」と、笑顔を見せました。
驚くべきことに、記録破りのシーズンを経験した大谷選手ですが、依然として「月間MVP」の称号を獲得してい
ないという驚くべき事実が浮かび上がりました。
それでも、前例のない54本塁打、59盗塁という偉大な成績を上げ、130の打点をマークし、打率トップの二冠王
に名乗りを上げています。
大谷選手は2023年には6月と7月で計4回の「月間MVP」を獲得しており、20121年の6月と7月には2度の「月間
MVP」を獲得していますが、ドジャースに移籍したこのシーズンは、「週間MVP」を3回獲得しても、「月間
MVP」を手にしていないのです。
3月と4月における打率が.336、その期間で7本のホームランを打ち、OPS(出塁率と長打率の合計値)も1.017
という見事な成績を収めた大谷翔平選手でしたが、その受賞者は同じ時期、打率.368と6本のホームラン、そし
てOPS1.101という途方もない成績を上げたロサンゼルス・ドジャースのベッツ選手となりました。
次の6月には打率.293、12本のホームラン、OPS1.110を記録するという素晴らしい成績を収めた大谷選手でし
たが、フィラデルフィア・フィリーズのハーパー選手が打率.374、7本のホームラン、そしてOPS1.166という
驚嘆の成績を収め、こちらの受賞者に名を連ねました。
この結果に、インターネット上で大谷選手のファンたちからは「なぜ大谷選手がまだ今シーズンの月間MVPを受
賞していないのかが理解できない」という驚きの声が上がりました。
しかし、9月になると大谷選手は26試合で打率.393、10本のホームラン、32の打点をマークし、更には16回も
の盗塁を決め、OPSは1.225にまで達しました。
この記録によって、このシーズン初となる月間MVPの栄誉が最後の瞬間に到来する可能性が出てきました。
ファンたちからは「大谷選手がついに月間MVPに輝くのではないか?」という期待感溢れる声が上がりました。
一方で、歴代8位で377回ものセーブを記録した経験豊富なネイサン氏からは、それを成しえることが大変難しいという意見が出ておりました。
大谷選手自身、3度も満票を獲得し、それがMVPにつながるという名誉ある成果を手に入れました。
大谷選手はロサンゼルス・ドジャースの一員として、野手に専念しており、来シーズンには投手としても復帰す
ることが期待されています。
一方で、MLBを代表するクローザーとして活躍し、歴代8位となる通算377セーブを成し遂げたジョー・ネイサ
ン氏は大谷選手の二刀流を継続する能力について、「彼なら5、6年は続けることができるだろう」と肯定的な意
見を述べました。
また、ジョン・ラディガン氏から「大谷選手はこれからも打者として、また投手として優れた成績を収め続ける
ことができると思いますか?」という質問が出ると、ネイサン氏は「それは大変難しいことだと思う」と述べて
その複雑さを強調しました。
この会話はYouTubeにてテキサス州の地元メディア「DLLSスポーツ」にて公開されたものです。
「プロのレベルとは比較にならないほど小さな規模で行っているし、試合に出場する回数もそれほど多くありま
せん。
彼の試合出場数は全体的に見て少ない部分があるが、その原因は彼の息子が大学2年生という段階で、選手とし
て二刀流に挑戦しているからだとされています。
これは、大リーグという実力を誇るプロの世界で目指すには大変な挑戦だと考えられます。
それにもかかわらず、彼が直面する難題のように思えます。
それがどれだけ続くのか確かなことは分かりません。
彼が自身の状況を評価したところで、少なくとも今後5、6年間は継続すると信じているようです。
とりわけ、彼が持っている卓越した才能を考えると、尽力して挑戦すれば成功する可能性がある」と彼は期待を
持っています。
たしかに、彼がやろうとしていることは極めて困難です。
私自身から見た場合、その挑戦はあまりにも難解で、全力で否定的な見方を持たざるを得ないと感じます。
そんなことが可能とは到底思えないのです。
とは言え、大谷翔平選手のような特別な才能を見ると、他の次元のパフォーマンスに驚かされます。
このため、彼の能力を過大評価していると言われても、彼自身がそれを成し遂げることができると信じているわ
けです。
それから、その機会が彼に与えられているのですから。
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