長いあいだ待ち望まれていた過去36年間にわたる記念すべき勝利パレードが、ついにロサンゼルスで行われ、その様子はまさに圧巻でした。
過去43年間で12度目のイーストとウエストの名門対決を見事に制覇したロサンゼルス・ドジャースチームの一員
として、優勝を祝うために、本拠地であるロサンゼルスの街を埋め尽くした無数の人々は、全員が大いに熱狂し
喜びに包まれていました。
特筆すべきは、ドジャースのチームメンバーが乗った二階建てバスが、一列になった7台のバスは、それぞれ目
的地まで向かうために別々のルートを通行しました。
その際、対向車からは祝福のクラクションが鳴り響くなど、ユニークなシーンも多く見られました。
また、特に大谷翔平選手に注目が集まり、彼の存在感は大変顕著でした。
彼はメジャーリーグで初めて50-50という偉大な記録を達成しました。
その際、彼が乗った3号車には、ご家族である真美子夫人や愛犬のデコピンも同乗し、一緒にお祝いの様子でし
た。
日本とは異なり、他の外国出身選手たちは、バスの中で楽しく葉巻を吸ったり、ビールを飲むなどして、リラッ
クスした雰囲気で祝福の時間を過ごしていました。
ワールドシリーズ最優秀選手賞(MVP)を受賞したフリーマン選手も、まったく同じようにメンバー皆で祝福を
受けることができる状況でした。
大谷選手は、この壮観なシーンを目の当たりにしながら、インタビューに対して、「こんなにたくさんの人々に
囲まれて、とても感激しています。
初年度から今までいろいろなサポートをいただき、自分自身とても光栄に思います。
と語っていました。
沿道は大いに賑やかで、信号機の上やビルの屋上から見物する観客も多く、前回の優勝から36年ぶりのこのパレ
ードを見るために、数え切れないほどの見物客が押し寄せていました。
前回の優勝の2020年は、新型コロナウイルスの影響でパレードができなかったため、史上初のワールドシリーズ
チャンピオンになったドジャースのチーム面々は、これ以上ないほど喜びに満ち溢れていました。
これについて、ロバーツ監督も「みんな、待たせたな!」「待ちに待ったパレードだ!」と歓喜の言葉を述べ、
我々全員が待ち焦がれていた瞬間を迎えることができたのです。
トーマス・ヘルナンデス選手も、バスの中から、ロサンゼルスの忠実なファンたちに対して、常に彼を応援し、
彼を家族の一員のように迎え入れてくれたことに深い感謝の気持ちを述べました。
「これが私が実現したいと思っていたこと、キャリアの終了時になっても望み続けていたことだ」と、感動に震
える面持ちを浮かべて話しました。
その後、正式な発表に従って、パレードは、スプリング・ストリートに畔立つ市役所前の輝かしいグロリア・モ
リーナ・グランド・パークで、午前11時過ぎ(日本時間2日午前3時)から始まったようです。
カレン・バス市長がパレード開始の声明を出すと、パレードは1番街から始まり、ゆっくりとグランド・アベニ
ュー、そして5番街へと進んで45分間をかけて進み、フラワー・ストリートと交差する地点まで約1.6キロメート
ルの長さにわたって行われました。
全てが予定通りに進行し、素晴らしい選手たちを祝うためのパレードは無事に終わりを告げました。
ドジャースタジアムでも、パレードの模様がリアルタイムで中継され、その後、スタジアム内で特別な祝賀イベ
ントが開催されました。
興奮したファンたちの前で、大谷選手は英語でスピーチをし、「私にとって、今回の瞬間は非常に特別なもので
した」と述べました。
大谷選手からの“ポルシェ贈呈”の話は何があったのでしょうか?デーブ・ロバーツ監督は、「ワールドシリーズ
を制覇するという大きな目標を達成しましたが…」と語りながら、大谷翔平投手からの“ポルシェ贈呈”について
語りました。
先日、都内で開かれた「木下グループ」(東京都新宿に本社を置く)の新CM制作発表会に、デーブ・ロバーツ
監督が出席しました。
彼は、同僚のケリー選手の奥さんに、感謝の意を込めてポルシェを贈るという、大きな話題になった出来事につ
いて話しました。
このポルシェの話は、実は昨年まで遡ります。
大谷翔平選手が、ドジャースに移籍する際に、背番号「17」を譲ってもらいました。
そして先日、5月に大谷選手がロバーツ監督が以前に記録した日本人選手の最多本塁打記録に並んだことを記念
して、監督にミニチュアのポルシェを贈ったのです。
その続きとなるエピソードとして、大谷翔平選手はキャプテンにハイエンドな車、ポルシェを贈ることを提案し
たわけですが、その条件として「自分たちのチームがワールドシリーズに勝利しさえすれば、その提案を真剣に
考える」というユーモラスな意味を含んだコメントを述べました。
さて、大谷翔平選手の所属するチームは今年、約4年間のブランクを経て、ついにワールドシリーズの頂点に立
ち、世界一に輝きました。
会見のその日、再び記者に質問を投げかけられた指揮官は、大谷翔平選手からポルシェを贈呈されたについて答
えました。
「ジョー・ケリー選手が彼に背番号17を譲ったことがパンドラの箱を開けるきっかけになった」と始め、そし
て、「球団の歴史に名を刻んだ大谷選手が、よく知られるとおり、日本人選手の最多本塁打の記録を更新した際
に、落胆することなく彼は私にポルシェのミニカーを贈りました。
それを受けて、実物のポルシェがどこにあるかを尋ねたところ、彼は“チームがワールドシリーズに優勝した暁に
は、それを渡す”と綴った」彼はそう続けました。
なお、木下グループという企業が、住宅や医療福祉事業などを展開していますが、その一方で、ロバーツ監督が
出演するなどのテレビ広告を計画しています。
その広告の撮影はひと月前の3日に行われ、その中で監督は自身が沖縄での生い立ちについて語っています。
その広告は来年の1月中旬頃から全国での放送が予定されています。
さらに、彼は「私たちのチームはワールドシリーズを制覇しましたが、それ以降のポルシェに関する進展は全く
ありません(笑)」と冗談を言い、場にいた記者たちを笑わせました。
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