日本の大リーグ、MLBで活躍している大谷翔平選手が、米国の大型スポーツイベントである「ESPY賞」の「最優秀MLB選手」部門のノミネートを受けたというニュースが伝わりました。
これは、日本時間の11日という日になるのですが、その日は大谷選手が所属するドジャースとフィリーズとの試
合中に公表されたというものです。
その試合が行われていたのはフィリーズのホームグラウンド、敵地とも言える場所だったので、その中でこのよ
うな発表がなされたという事実自体が、まさに言葉では表現しきれないほどの快挙と言えます。
さらなる驚きは、この受賞がなんと4年連続となり、これは大谷選手が初めて達成した新記録であり、その大き
な功績が高く評価され、選出されたのです。
また、この史上初の快挙を達成した試合は、現在行われているポストシーズンの真っ最中であり、その中でこう
した大快挙を見せた大谷選手の偉大さをうかがい知ることができました。
また、この試合は、無料で生中継された11試合の一部であり、ほぼ全試合のハイライトが見放題となっていまし
た。
その中で、「最優秀MLB選手」に選ばれたのは大谷選手であり、他には昨季のMVPであるロナルド・アクーニャ
Jr.外野手選手（ブレーブス）、昨季のサイ・ヤング賞受賞者ゲリット・コール投手（ヤンキース）、アメリカワ
ールドシリーズを制覇したコーリー・シーガー内野手（レンジャーズ）がノミネートされていたことから、その
選出の程度の高さがわかります。
そして、その日の試合に大谷選手は「1番・指名打者」として出場し、3回1死の場面で「昨季はエンゼルスの一
員だったショウヘイ・オオタニ選手が、ESPY賞のベストMLB選手部門の受賞者に選ばれました」の発表がなさ
れました。
さらに驚きなのが、この大快挙である4度目の受賞により、大谷選手は名選手アルバート・プホルス、バリー・
ボンズサンと並んで最多受賞者となりました。
大谷選手はなんと、「最優秀男性アスリート」部門にも3連覇を達成し、その受賞者は12日に発表され、2022年
度の受賞者に選ばれました。
これは2度目の受賞であり、これもまた、史上第4位の快挙となります。
彼は特筆すべき成績を持つ選手で、30本のホームランと30回の盗塁を5回にわたって達成しました。
また、3割以上の打率で、30本のホームランと30回の盗塁を達成した記録を3度、40本のホームランと40回の盗
塁を達成した記録を1度持っています。
そして、そのうちの一度、彼は40本以上のホームランと40回以上の盗塁を達成し、これは史上で彼とホセ・カン
セコの二人だけにしかない、誇るべき記録となっています。
さらに、彼は守備でも優れたスキルを持っており、ゴールドグラブ賞を8度も受賞しています。
そしてその驚異的な技術を1997年のオールスターゲームで披露し、デビッド・コーンイバンとロドリゲスという
黄金のバッテリーから盗塁を成功させました。
スポーツ報道の権威ある2つのメディア、スポーティング・ニュースとESPNは彼を90年代最高の選手に選出しま
した。
他にこの栄誉に輝いた選手たちとしては、ウィリー・メイズ、ジミー・フォックス、スタン・ミュージアル、タ
イ・カッブ、テッド・ウィリアムズ、ピート・ローズ、そしてマイク・シュミットを含む、多くの偉大な名選手
たちがいます。
彼の通算MVP受賞回数は7度で、そのうち90年代には3度もこの重要なタイトルを手に入れました。
2001年には驚異的な73本のホームランを打ち出し、それからの4年間で出塁率.500以上、長打率.700以上を維
持し続けました。
これら二つの数字を足し合わせたものがOPSで、彼は1.200を超える数値を記録しました。
特に2004年には出塁率が.609、長打率が.812を達成し、OPSはMLBの最高記録である1.422を記録しました。
四球記録は自ら3度更新し、敬遠数と出塁率もそれぞれ2度更新しました。
彼のプロ第一年目における三振数は102で、この年だけ100以上の三振を喫した年でしたが、2001年に73本塁打
を打った以降、彼の本塁打率は大幅に上昇しました。
特に記憶に新しいのは、2004年に三振よりも多い45本の本塁打を打ったという記録です。
それにもかかわらず、2001年のシーズンであの73本塁打を打った年以外では、一度も50本以上のホームランを
出すことはありませんでした。
こちらの内容を多少長めに細かな説明を交えて、日本語の口調で言い換えると以下のようになります。
他のチームが対戦相手として彼を見て恐れ、無走者の状況で彼を敬遠（故意に四球を与えることで、彼が打つチ
ャンスを奪う）することが、なんと41回もあったのです。
そのうち特に驚きなのが、五つの場面で彼が既に2ストライクという劣勢の状況まで追い込まれながらも、敬遠
されたことが5回あったことです。
その中でも、0ボール2ストライクから粘り強く戦り抜きフルカウントに持ち込んでから敬遠されてしまった事例
が3度も存在します。
さらに、1998年5月28日のダイヤモンドバックスとの試合では、9回表で2アウト満塁、彼に打席へ入るチャン
スが回ってきた場面で、彼が再び敬遠されてしまいました。
また、彼が記録した本塁打の数は、驚異的な73本にも上りました。
2001年シーズンに記録した本塁打の方向について詳しく見てみましょう。
右翼方向へは29本、中堅方向へは15本、そして左翼方向と左中間がそれぞれ4本です。
さらに右中間には、なんと21本もの本塁打を放ちました。
引っ張り方向、つまり彼の打撃スタイルが右利きであれば右方向への打球が多く、左利きであれば左方向への打
球が多いということで、この引っ張り方向に50本もの本塁打を記録。
恐ろしいプルヒッターぶりを発揮しました。
逆方向への打球はわずか8本でしたが、それは彼がそのくらい優れた打撃力を持っていた証拠ともいえます。