我々の想像を超える活躍をみせる大谷翔平について語るとき、彼がいかに驚異的な存在であるかを改めて感じることになるでしょう。
アメリカにおいて、彼の並ぶものなき活躍には人々がただただ驚愕し、彼を地球外生命体だと語るほどです。
彼の奇跡的な働きで世界が震えたのは、彼が達成した、歴代6人目となる大偉業でした。
語り継がれる偉業とは何かと言いますと、それは40本塁打と40盗塁という、ツートップの数字を一季で記録した
ことです。
それは、1996年にバリー・ボンズが達成した後、遂に大谷翔平がその２人目となったのです。
また、大谷翔平は驚異的なシーズンの結果として、54本塁打と130打点という二冠王も獲得し、さらに50本塁打
と50盗塁という、これまで例を見ないほどの成績まで更新しています。
大谷翔平が一季で手にしたこれらの記録が語られるとき、米国のデータ分析会社は彼を“レジェンド”と呼び、そ
の偉大さを讃えています。
彼の偉業が発表された日、このデータ分析会社は公式のツイッターアカウントを更新し、OPS+180以上を達成
した選手を紹介しました。
そこで紹介されたのは、バリー・ボンズ（1996年）と大谷翔平の二人だけでした。
バリー・ボンズという人物は、全世界の野球ファンから認められる驚異的なスラッガーであり、多くの記録を打
ち立ててきた人物です。
そして大谷翔平は、ボンズ以上に驚異的な成績を収めたのです。
彼の記録は他に類を見ません。
54本塁打、130打点、出塁率.390、長打率.646、OPS1.036を達成しました。
また、彼の本塁打率は驚異の11.78で、この10部門全てでリーグトップの記録を誇りました。
この彼の偉業は、アメリカの大衆からリスペクトを感じ、称賛の声を轟かせました。
さらには、彼は50盗塁を超えるなど、その活躍は世界一の成績を納めるまでに到りました。
そして米国のファンからは「全く別の次元」などと賞賛の言葉が寄せられました。
そして、シーズンオフに彼は左肩の手術を受けました。
次のシーズンに向けて、彼の投手としての快復が期待されており、さらに活躍するのではないかと期待が寄せら
れています。
我々は、彼がどのような新たな記録を打ち立てるのか、楽しみに待つことしかありません。
まず初めに、バリー・ラマー・ボンズについて詳細にご紹介します。
彼はアメリカ合衆国・カリフォルニア州リバーサイドという地域で生まれ育ち、彼の職業はプロ野球選手であ
り、ポジションは外野手で左投・左打という特徴を持っています。
また、彼はコーチでもありました。
彼は通算762本塁打という驚異的な記録を持つ人物でもあり、これはMLBの歴代記録で1位となっているもので
す。
また、シーズンでは最も多い73本塁打を打ち出し、長打率は868、出塁率は609であり、OPSは1.422です。
これらすべてが彼の素晴らしい技術を示しており、特に500本塁打と500盗塁という記録は史上唯一のもので、
これを持つ野球選手は彼だけとなります。
彼がプレーした1990年代は彼にとって初期から中期にかけての時期であり、その時期に彼は走攻守全部にわたっ
て優れたパフォーマンスを見せる「5ツールプレイヤー」でした。
具体的には、30本塁打と30盗塁という成果を5度も達成しました。
さらには、打率3割、30本塁打、30盗塁という素晴らしい成績を3度、さらには打率3割、40本塁打、40盗塁と
いう成果を1度成し遂げました。
その40本塁打40盗塁は史上2人目の記録で、先駆けはホセ・カンセコでした。
守備についても彼はゴールドグラブ賞を8度も獲得し、非常に優れた能力を発揮しました。
なお、1997年のオールスターゲームではデビッド・コーンとイバン・ロドリゲスという黄金バッテリーから盗塁
を成功させるという一幕もありました。
また、彼の実績はスポーティング・ニュースとESPNからも評価され、90年代最高の選手として彼が選ばれまし
た。
それぞれの過去の受賞選手には、ウィリー・メイズやジミー・フォックス、スタン・ミュージアル、タイ・カッ
ブ、テッド・ウィリアムズ、ピート・ローズ、マイク・シュミットなどの名選手たちがいます。
そして、彼は通算で7度MVPを獲得し、その内3度はこの90年代に獲得でした。
その後の2001年にはシーズン最多の73本塁打を打った他、出塁率500以上を4年連続し、長打率700以上も4年
連続で記録しました。
また、出塁率と長打率を足したOPSでも1.200以上を記録し、特に2004年には出塁率が609、長打率812を記録
し、OPSはMLBの新記録である1.422を達成しました。
加えて、彼は自身の四球記録を3度も更新し、敬遠された回数は2度更新、出塁率も2度更新しました。
プロ野球選手としての初年度に新人としては珍しく100以上の三振数を記録したのは102三振しか記録しなかっ
たという事実があります。
また2001年にはなんと73本の本塁打を打つという壮絶な記録を叩き出しました。
その結果、自身の本塁打打率がこれまでにも増して劇的に上昇しました。
なお、2004年のシーズンでは、三振よりも昨今増えつつある本塁打の方が記録として多くなり、45本の本塁打
に対して41の三振というスコアを叩き出しています。
ただ、特筆すべきは、2001年のあの73本の本塁打を打ったあの年以外では、50本以上の本塁打を記録すること
は一度もありませんでした。
興味深いことに、無走者の状況での敬遠が41度も起こり、しかも上から2ストライクを取られた後での敬遠が5
度、そして0ボール2ストライクからフルカウントにまで逆転し、さらにその後で敬遠されたという情況が3度も
起こりました。
1998年5月28日のアリゾナ・ダイヤモンドバックスとの試合では、終盤の9回裏ツーアウト満塁の大ピンチの
中、頼れる彼に対し意図的に敬遠を決めてしまいました。
そして2001年シーズンに記録した73本塁打の内訳は、29本は右翼方向、15本は中堅方向、左手競りと左中間が
合わせて8本、そして最後に右中間が21本となっています。
全本塁打の内、50本は引っ張り方向に飛んでいった一方、逆方向に飛んだのはわずかな8本でした。
このことから彼が典型的なプルヒッターだったことが伺えます。
しかしながら、彼の場合は、打撃が非常に秀でていたため、特別に逆方向に打つ必要性は全く感じられませんで
した。
そんな彼の打撃力は、評価する者すべてにとって何ものにも代え難いものでした。