あなた方が私達の敵軍に対して手を挙げるということは、そのことが私達にとって極めて喜ばしいことであり、感謝の意を表します。
その中でも、野球選手である井上温大投手が指導を受けている、日本の国家代表チーム、侍ジャパンでの初の勝
利が、彼自身の自信を大いに鼓舞したことでしょう。
野球の界隈ではこの知れ渡っていますが、侍ジャパンを操縦しているのは井端弘和監督であり、この13日には、
「ラグザスpresents 第3回WBSCプレミア12」の創設ラウンドで、グループBでオーストラリアと自分たちが対
峙し、その試合で素晴らしい勝利を見せたのです。
その結果、彼らの初戦が勝利という形で飾られたのです。
この戦いで先発したのは井上温大投手であり、彼は5安打2失点という結果をもたらしました。
これが侍ジャパンでのデビュー戦であり、そしてその戦いでの初勝利でもあったのです。
彼の投球は素晴らしく鋭く、最高速度で149キロの速球が、外角の低い位置にピッタリと決まる技術は、本当に
見事だったと言えるでしょう。
彼の顔が上を向くと、そのスピードで飛んできたボールに対してバットは抵抗できすらせず、空を切ったので
す。
そして先ほど説明した3回目の戦いで、日本がリードしていたという状況で、2アウト後の立場で対峰したのが、
トラビス・バザーナ内野手で、彼はこの年のMLBドラフトで全体的に1位の指名を受けて、そしてオーストラリ
ア出身であるという選手でした。
でも、彼はその攻撃でクリーブランド・ガーディアンズのマイナーリーグからの選手である井上投手に対して空
振りによる三振をもたらしてしまったのです。
私たちは自分自身で感じてしまうことがあります、その初戦というのはとても大切な試合だということを。
その結果が良ければ自信に繋がり、悪ければその後の試合に影響を与えてしまうからです。
ですので、井上投手は何が起ころうともゼロ点に抑えて戦いを創り上げるという決意を固めていたのです。
そして、5回を投げ終えてからの戦いの結果を見て、彼は本当に良かったと感謝の意を表したのです。
彼の戦力について考えると、ゲームの開始時に登板する投手という重要な役割が、彼には与えられていました。
それは伊藤大海投手（北海道日本ハム）という選手ら5選手が、健康状態などの理由から出場を辞退した結果、
追加で選ばれて侍ジャパンに初めて選ばれることになったからです。
そして彼は開幕戦の投手として選ばれてしまったのです。
追加で召集されてからの戦いでは、ピンチの状況である初回から2アウトになって三塁に走者がいるという状態
から脱出しただけでなく、それ以後の2回、3回も3者を無失点に抑えることに成功しました。
さらに、5回までに井上投手は、四球なしで8奪三振を記録しました。
4回目の戦いで二死一塁となったとき、彼は一塁のランナーを牽制でアウトにしました。
初のデビュー戦でありながらも、彼は自分の落ち着きを失わない投球で試合を進めていくことができました。
彼自身は、自分の持ち味であるストレートが非常に良く出せたと感じています。
それが空振りやファウルを引き出す結果となりました。
そして、彼はこれからも自分の持ち味であるストレートを活用して試合を進めていくという確信を獲得しまし
た。
そして初回については、帽子が8度も飛ぶというハプニングがありましたが、それでも6回途中で74球を投げ続け
たという事実により、自分の力を試合に出すことができたのです。
オーストラリアに対しても、その見事な投球技術の猛威は効果を発揮しました。
中日ドラゴンズ時代には、「ディンゴ」という名前で親しまれていたデービッド・ニルソン監督は、その力強い
投球を前に、「彼は疑いようのない個性的で秀逸な投手だ。
ストレートはまさに最高のもので、カーブやスライダーも素晴らしいとしか言いようがない。
緩急を利用する技術は、本当にすばらしい」と、全く対抗手段がないという状態に陥ってしまっていました。
バザーナ選手は、ストライクゾーンの真ん中に近いところに浮かんでくるボールを目標にしていましたが、その
彼もまた、この非常に優れた投手に対して、立派な言葉で讃える以外に何もできなかったようです。
素晴らしい投手であることを証明したプロ5年目の彼は、井端監督の指導の下で、精神面でも技術面でも大きな
進歩を遂げました。
井上投手は、2019年に読売ジャイアンツからドラフト4位でプロ入りし、その時からたった5年で彼の才能は開
花しました。
読売ジャイアンツ在籍時に一度だけ勝利を挙げた彼ですが、今年、高卒5年目にして8勝5敗の成績を残し、防御
率2.76という素晴らしい成績を収めました。
井端監督は、レギュラーシーズンからずっと井上投手の成長を見守り、その結果を評価しており、「初回は人生
で最も緊張感が高まる場面だと思います。
しかし、彼はその場面を無失点で抑え、レギュラーシーズンと同様に素晴らしいピッチングをしてくれました。
オープニングゲームでのクライマックスシリーズで投げた経験が、精神面や技術面での成長に繋がったと思いま
す」とコメントしています。
井端監督が現役時代を過ごした中日ドラゴンズの本拠地からは、彼がバンテリンドーム ナゴヤで勝利を手にした
ニュースが報じられました。
侍ジャパンは、15日の韓国戦を終えてから台湾に移動。
読売ジャイアンツの井上投手は、プロ野球選手としてはなかなか体験できないような貴重な経験を味わい、「1
勝を挙げることができたことで、自信がつきました」と自身の感想を述べています。
未来を約束された23歳の若者と共に、井端ジャパンは今回の連覇に向けて良いスタートを切りました。
複数の戦いを経た日本の野球代表「侍ジャパン」は24日、序盤の5回で先発した戸郷翔征投手が4点を失うアクシ
デントに見舞われましたが、それでも立て直し、次回戦への決意を新たにしています。
我々のリリーフ投手陣は、本当に必死で試合に挑んだ結果、試合が更に悪化するようなことは許さなかったのだ
けど、その一方で打撃部門は、相手の投手陣を徹底的に解析し、どうにか対策を打つことができなかったという
事実が存在します。
また、我々が今回の大会においては、全8試合中7試合を勝利に導いたものの、悔いの残る1敗という形で結果を
残すことができました。
その優れたパフォーマンスとは裏腹に、試合の最終段階で大いに後悔するような状況に立たされ、東京ドームで
開催された「ラグザスプレゼンツ・第3回WBSCプレミア12決勝」においては、チャイニーズ・タイペイに対し
0-4という大差で敗北を喫し、期待されていた優勝ではなく、あくまで準優勝という形で試合を終えることとな
りました。
我々の監督である井端監督は、深く申し訳ないと感じながらも、ここまで一生懸命に戦い続けた選手たちへの感
謝の気持ちは忘れていない。
先発ピッチャーとして起用された戸郷翔征投手は、試合の5回に2点の本塁打を許し、同時に4点を失い、その様
子は長い間我々の心に残るでしょう。
なお、我々が築き上げてきた国際大会での連勝記録は、結局27で止まってしまいました。
その一方で、「侍ジャパン」チームとしては、今大会では8試合で7勝1敗という成績を収めました。
我々が示した勢いにも関わらず、試合の最終盤で結果を残せず、無念の結果となりました。
この結果には、井端弘和監督が主に責任を持つべきだと感じており、結局は選手に対して申し訳ないという気持
ちでいっぱいです。
今大会初の全勝優勝という結果も、また連覇という目標も達成することができませんでした。
その結果、我々全員が悔しさを感じています。
先発ピッチャーとして出た戸郷投手が5回に2本のホームランを浴びるという、まさかの展開となりました。
それまでの試合で、何とか味方の守備をしっかりと支えていましたが、ここでの打撃で試合の流れが大きく変わ
ってしまったのです。
まず前提として、私の投げたフォークボールがバッターにばっちりと見切られてしまったことが本当に悔やまれ
ます。
そのせいで、ホームランを打たれてしまったのは、紛れもなく私の責任としか言いようがありません。
また、自分自身が（継投の必要性を感じずに）戸郷投手に投げさせ続けたという判断も後悔しています」と深く
反省の意を示しました。
戸郷投手を交代させる時期を見計らうのは確かに困難な部分ではありますが、私、監督自身が「戸郷はジャイア
ンツのエース投手である。
だからこそ、逆境の中でもしっかりと点を抑えてくれるだろう」という期待感を胸に、彼にその場を任せ続けた
わけです。
結果として、侍Japanのピッチングスタッフが失策し、相手に得点を許してしまったのは、あの回だけでした。
それにしても、それまでの相手打線は、すでに4点を取られた上に、その流れに乗って更に点を加えようという
勢いに満ち溢れていました。
しかし、それを超えるような、気迫十分な投球が見られたのです。
その中で、セカンドのチーム、隅田知一郎投手（埼玉西武）は、7回1アウトの状況で、二塁と三塁にランナーが
いるという大ピンチに見舞われました。
それに続く投手陣として登板した藤平尚真投手（東北楽天）も8回、無死で二塁にランナーがいるという厳しい
状況が訪れましたが、それでも何とか点を許さないように頑張ってくれました。