2024年12月7日

試合後、取材に対応したドジャース・大谷翔平【写真：小谷真弥】

肩は痛くない、痛いなどとはあまり自分としては考えていなかったです。

【MLB】ドジャースチーム 4ー2 ヤンキース（日本時間29日・ニューヨーク）

4回1死一、二塁では左腕コルテスに空振り三振。初球、6球目を振った際には明らかに

表情を歪めていた。それでもグラウンドに立っている以上、決して弱みを見せなかった

（1）。　闘う姿勢を崩さなかった。ドジャース・大谷翔平投手は左肩亜脱臼から強行出場し

た後に会見場に登場しました。

「打席の中ではほとんど覚えてないんです。痛い、痛くないという感じは、顔にどの程度出

ていたか分からないのですけど、あまり考えていなかったです」と答えた。

　まずは走塁時。初回先頭の四球、9回1死の死球と2出塁したが、リードを取る際、

走る際は左手でユニホームの首元付近をつかんで患部を固定した。帰塁も足から戻った

26日（日本時間27日）の第2戦に二盗を狙った時に左肩を亜脱臼しました。患部を悪化

させないため、全てに最善を尽くしていた。

「試合中はもう全然痛い、痛くないは考えていなかったです。痛くないという気持ちでやっ

ているので、悪化だけはしないようにしていた。走塁の時もそうですが、最低限のやれる

ことは継続してやりたいと答えた」

　ジャケットを羽織り、試合前の両軍メンバー紹介では黒いサポーターのようなもので患

部を温めていた。

「試合中もずっと温めて。冷やさないのが大事と言われていましたので、試合中もずっと

温めるような器具をつけていた」

肌寒さを感じる環境も何とか乗り切った。　試合開始時は気温11.1度。本拠地ロサンゼ

ルスで行われた第2戦は気温25.0度だった。

私生活でも意識チェンジして、寝相は「なるべく固定して寝ました。

　グラウンド外でもベストを尽くしていた。悪夢の負傷から数時間後には、チームがニュー

ヨークへ移動する直前にチームのグループチャットに「大丈夫だ。試合に出るつもりだ」と

メッセージを送った。2連勝スタートしたチームに水をさすことを何より懸念しました。。言

葉で闘う姿勢を見せました。

「チームの士気だけは下げたくなかった。みんなが万全の状態で出てるわけではない。ど

こかしら痛みを抱えながら出ている選手も多いので」グラウンド外の調整で最も重視する

睡眠はドクターからの助言を受けて寝相を変えました

　当初予定されていたスケジュールも変わったのだ。3時間の時差があり、「きつい」とい

う東海岸でのゲーム。練習日だった27日夜に予定されていた選手や家族、チーム関係

者が集うチームディナーを欠席した。

「なるべく肩を固定して動かないようにする。枕を挟んで固定したりだとかした。寝てない

時は（左肩を）逆に動かして、肩が固まらないようにしろと言われていました」

「やった時はどうなっているか分からなかった」という左肩の負傷。試合に向けたブレない

心構えも口にした。

「出場する準備をするのが当然のことではあるので。その上でチームが必要だと言ってく

れるのならば、試合に最善の準備をして臨みたいんだという感じです」

　2020年以来4年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手をかけた。今回の左肩の負傷も、

大谷にとっては激動の2024年シーズンのスパイスとなりそうだ。チームは投打ががっち

り噛み合っていて、3連勝しました。

「もちろん、明日決められることに越したことはないんですし、そのためにまた明日みんな

であと1勝勝てるように、明日の試合に集中したいと思いますと話した」

　悲願まであと1勝だ。今までずっと思い描いてきたワールドシリーズ制覇したい。

（小谷真弥 / Masaya Kotani）

 

ド軍コーチが明かす“成長”「世界で最高の選手」大谷翔平は1年目と「全く違う」　エ軍でも一緒なんだ、

ドジャース軍三塁コーチのディノ・イーベル氏が大谷の“成長”を語りました

ドジャースの３塁コーチディーノ・イーベル氏が大谷翔平選手のこれから先の「成長を話

しました」

人として、　最大の変化を教えてください」と問われました。選手として彼はどう成長しまし

たか？58歳のディノ・イーベル氏は、大谷が入団した2018年までには、エンゼルスのコ

ーチを務めていた。翌年2019年からはドジャースチームの三塁コーチに就任しました。

2020ならび、2024年のワールドシリーズ制覇に向けて貢献しました。

2018年にはエンゼルスのコーチを務めていましたが、当時と現在を知る人は数少ない1

人　ドジャースで三塁コーチを務めるディノ・イーベル氏が27日（日本時間28日）、「ファ

ウル・テリトリーTV」が放送する米ポッドキャスト番組「ドジャース・テリトリー」に出演し

た。。

番組内でディーノ・イーベル氏は、司会のアラナ・リゾさんから「あなたはエンゼルス時代

の大谷翔平選手も知っています。

選手としても人間としても大きく成長を遂げたことから、代わらぬ礼儀正しさなどについて

明かしました。

　

　ディーノ・イーベル氏はまず、エンゼルス1年目の大谷を回顧しました。「2018年はまだ

皆のことを知ろうとしている段階でした。けれども（当時は）二刀流でしたが、ルーティンは

今とは全く違いました。（当時のエンゼルス監督）マイク・ソーシアはそこで、練習量を制限

する必要がありました。しかし、投手の準備をしている時は、そこで打つことは到底できま

せんでした」と説明しました。「月日が経ち、（ルーティンは）変わりました」と続けた後から

　「彼はとても忙しい人間ですが、対戦した時はいつも私の元に来て（挨拶し）10～15分く

らい、談笑してくれました」と明かした。さらに「彼はより大きく、強くなりました。スピード

（走力）は維持しています。「彼がやっていることはインクレディブルです。投打片方ですら

難しいのに、MLBで二刀流をやっているということは、私は何年も言ってきましたが、世

界で最高の選手ということです」と　ディーノ・イーベル氏がそう話す。その後は賛辞が止

むことはなかった。

「人としても彼は（更に）成長しました」と、ディーノ・イーベル氏がドジャースに移籍した後

での、昨年までのエピソードをここで披露しました。それから、私はドジャースチームで7

年目のシーズンに入りますが、エンゼルス時代の大谷翔平選手を見られたことで感激し

たと、攻撃面で彼の成長を感じることができました」と解説しています。

Full-Count編集部