29歳の大谷翔平選手がアメリカの有名な野球チーム、ロサンゼルス・ドジャースとの契約を結ぶ場を設けるため
日本時間の15日に本拠地ロサンゼルス・ドジャースタジアムで開催された入団会見に出席しました。
そこで、彼が飼い始めたばかりのペットとして話題になっていたコーイケルホンディエという種類の犬について
質問され、その愛犬の名前が「デコピン」であることを公表しました。
あまり日本では馴染みのない犬種名だからか、その説明の時には「デコイ」という一般的な呼び名で紹介したと
述べました。
この入団会見が開かれる前、大谷選手がFA(自由契約)で他のチームと交渉中だったとの情報がネットで広ま
り、彼がアナハイムからカナダのトロントに移る可能性があるとの憶測が飛び交っており、大変な話題になって
いました。
それについて彼は、自分がその噂について知ることはなかったと語りつつも、その噂について尋ねられたことが
あると話し、その時も自宅のソファでデコピンと一緒に過ごしていたというエピソードも披露しました。
そして、この「デコピン」という名前の愛犬が新たな話題として一瞬でインターネット上に広がり、旧Twitterと
も呼ばれるSNS「X」でトレンド第1位にまで上昇するという現象も起こりました。
その結果、大谷選手の愛犬の名前に対する感想などがネット上で一斉に交わされ、その中には「ユーモラスな命
名が好きだ」「すごく面白い」といった好意的な声や、「球団自体と何の関連性もなくて面白い」といったこれ
またユーモラスな声、さらには「かわいい」といった感想も見受けられました。
「好感度が大幅に上昇した」「これを予測した人は誰一人いなかったのではないか」「テレビを視聴していると
きに驚きのあまり吹き出してしまった」「この度の記者会見においてデコピンの印象がとても印象的だった」な
どといった反応が一部で見られました。
大谷選手が記者たちからの質疑応答に応じたのは、今年の8月9日以降、約4ヶ月ぶりのことでした。
この様子は、MLBネットワークだけでなく、MLBの公式YouTubeチャンネルでも実際に中継されました。
その同じ日に、大谷選手の所属事務所である「CAA」からは、10年間で総額7億ドル(日本円で約1015億円)に
上る長期契約が成立したと発表されました。
その2日後の11日(日本時間12日)には、ドジャース側も正式に契約の合意を発表しました。
この10年間で総額7億ドルの契約は、スポーツ界における史上最大額の大型契約となったのですが、球団がぜい
たく税対策として、契約の総額の97%については契約期間の翌年から後払いにするという、これまでにない形式
の契約内容も注目を集めました。
大谷選手は今シーズンが終了した後に、エンゼルスからフリーエージェント(FA)となり、その行動が注目を浴
びていました。
そして彼は、今月9日(日本時間10日)に自身のInstagramで、ドジャースへの加入を明らかにしました。
大谷翔平投手は、これからの初の3冠を目指す可能性が高まっています。
その背景には、ライバル選手がトレードされることになるかもしれないという"税金対策"の存在が指摘されてい
ます。
米国の記者が今シーズンの首位打者、ルイス・アラエス選手のトレードについて触れています。
ドジャースの大谷翔平投手が、今季のナショナルリーグの最優秀選手(MVP)に選ばれました。
それは彼が54本塁打、130打点という、どちらもリーグトップの成績を収めたからです。
彼の打率は.310で、なんとも惜しいことに2位でした。
それを最後まで阻んだのはルイス・アラエス選手であり、その打率.314で、首位打者の座を射止めていました。
シーズン終了間際では、大谷投手の他にもMVPの候補に挙がっていたものの、シーズンオフに入ると同時に、彼
がトレードの対象となる可能性が浮上しました。
米国最大の選手移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は1日(日本時間2日)に、「パドレスはルイス・アラ
エス選手をどう扱うべきなのか」という記事を掲載しました。
この記事では、アメリカの野球情報を扱う専門のウェブサイト「ファングラフス」が出典として引き合いに出さ
れています。
その情報によれば、パドレスのチームはこのシーズンでは、総年俸1億6900万ドル(日本円にしておおよそ253
億円)を払っているとのことです。
さらに、先行きの予想では、もし今の状態を維持し続ければ、2025年には総年俸が2億4400万ドル(日本円に
して約365億円)に達することになります。
それは、奮発して選手に給料を払った結果、MLBの課税ラインである2億4100万ドル(日本円で360億円)を微
妙に超えてしまう可能性があるという話です。
そのような状況を踏まえて、記事に寄稿した記者は指摘しています。
「パドレスのチームは、オフシーズンになると約4000万ドル(日本円にしておおよそ59億8200万円)の経費削
減を模索してくると予想されます。
でも同時に、新たに優秀な選手を雇うという希望もきっと抱いているでしょう。
なぜなら、新たな投手を少なくとも一人は獲得しなければならないし、外野手のジュリクソン・プロファーとダ
ビッド・ペラルタ、そして内野手のドナバン・ソラーノ、これらの選手がレギュラーメンバーの位置を任されて
きたにも関わらず、彼らはすべてFA(フリーエージェント)の立場にあります」と。
そして、チームの年俸支出を削減するための一つの方法として、バッターとして一定の成績を上げてきたルイ
ス・アラエスの名を挙げています。
彼の成績は、平均打率.318,出塁率.346,長打率.398とまずまずのもので、3年連続で個人タイトル(首位打者)
を獲得しています。
しかし、一方でテクニックの面では高評価を得ていながら、三振率と四球率が年々悪化してきており、パワーも
不足しています。
そんな彼を、2022年まで在籍していたツインズから、2024年シーズンにマーリンズに移籍した経緯があり、そ
の後、パドレスにトレードという形でやってきました。
パドレスでは、彼の守備力があまり評価されず、一塁やDH(指名打者)を担当することが多くなっていました。
それが原因で、かつて彼がツインズやマーリンズからトレードで放出される結果になったと推察されます。
さらに、この記事では今シーズンのFA市場に注目を向け、「比較的に安いコストで補強できる可能性のある選手
として、内野手のジョシュ・ベル、タイ・フランス、アンソニー・リゾを推奨する」と述べています。
これらの選手は、パドレスが今シーズンに向けてチームを強化するための候補となるかもしれないということで
す。
大谷選手にとって3冠を達成するという目標を立ちはだかった27歳のある選手がアメリカン・リーグの球団へ移
籍するという話が持ち上がっています。
この若きプレイヤーが移籍すれば、今まで一度もリーグでの最高打率を獲得した経験のない大谷選手にとって
は、次年度に向けたタイトル獲得への強い後押しが期待できる可能性も秘めています。
それゆえに、この27歳の選手の今後の動向については、非常に注視されていると言えるかもしれません。
なお、大谷選手が次年度で一体何を達成できるのかといった点についても、ファンからすれば非常に大きな関心
を持ちつつ見守っていることでしょう。
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