ドジャースチームがお抱えする総負債が約1290億円に上ることから明らかなように、ドジャースは自らの大物選手たちに対して後払い方式の契約を適用しています。
具体的に言えば、現役時代に大活躍するであろう46歳まで活躍しうる選手である大谷翔平選手に対して、総額で
103億円の支払いを行なっています。
また、ブレイク・スネルという投手とも5年間で総額1億8200万ドルの契約を行いましたが、これもまた後払い
の形式を用いて契約が進められました。
近年ではこのスネルだけでなく、ムーキー・ベッツ内野手など他のスター選手たちの契約にも昨年12月に10年総
額7億ドルで加入したのは97％が後払いであるという形で後払い契約を組み込むことが一般的となっています。
このような後払い契約が行われる背景には、その選手が契約期間中に年俸として受け取る額が比較的低く抑えら
れる一方、契約終了後に約103億円分の大金を受け取ることができるというメリットがあります。
さらに、該当の選手が他チームにトレードされたとしても、トレードされた事実を認知するために500万ドルが
支払われることになるという規定も含まれているようです。
これにより、選手たちは安心してプレーに専念することが可能になります。
米全国紙USAトゥデイが報じたところによると、スネルの総契約金は5200万ドルとされており、その後払いと
なる金額は6200万ドルにも達するとのことです。
しかしながら、詳細はまだ明らかにされておらず、変更の可能性も否定できません。
もし変更がなければ、ドジャースは数年後にはスネルに対して莫大な金額を支払うハメになると予想されます。
また、フレディ・フリーマン内野手とも6年総額1億6200万ドルのうち5700万ドルが後払いになっているといい
ます。
特に2036年からの5年間には年間500万ドルが支払われるとのことで、フリーマン選手が待ちに待った大金を手
に入れる日が楽しみです。
そして、今後の契約相手となるであろうスネルの契約内容次第では、今後、さらにそれ以上の後払い金額が発生
する可能性も考えられます。
もし大谷翔平選手が46歳、ベッツが48歳、フリーマンが51歳となる2040年まで現役を続けることができれば、
その時点でドジャースが1年だけで8400万ドルを支払う事態になるでしょう。
これは物語が3人のプロフェッショナル野球選手の契約に関して噂されていることについてです。
総額として目を見張るほどの高額な8億5200万ドルという金額が挙げられており、改めてプロフェッショナル選
手達の価値という大きさに気づかされます。
ここで注目するのはショウヘイ・オオタニ選手の復帰です。
彼に続く豪華な布陣ももちろん見どころなのですが、一方で以前から球界のベテラン選手たちからは様々な不安
要素が指摘されていたことが伝えられています。
その大きな一つが、ドジャース球団がブレイク・スネル選手を獲得するために動いた理由についてです。
ブレイク・スネル選手といえば、盛んに175〜180イニングを投げる能力に対する評価が高い選手です。
しかも、彼は前所属球団であるジャイアンツをFA（フリーエージェント）とした上で、なんと5年間にわたり総
額1億8200万ドルという合意を26日に米国の数々のメディアを通じて発表しました。
彼が過去に2度もサイ・ヤング賞を受賞した実績を持つ31歳の左腕投手だけに、彼がドジャース投手陣に存在す
るとどのような影響を与えるのかという議論が、MLBネットワークの番組MLBトゥナイトでなされました。
この番組には、MLBで通算158セーブを挙げた名選手ダン・プリーサック氏が出演しました。
彼は番組司会者から受けた質問、「ドジャースはどういう投手を求めているのか？」という問いに対し、「長い
イニングを投げ続ける能力がないと否応なく問題にされるという見方がある中、実際には現在ドジャースがほし
がっているのは、それとは少しニュアンスが違い、それよりも強力なブルペンを持つことが重要で、ブルペンを
どのように活用するべきかを理解している監督が求められている」と回答しました。
また、彼はここ3年間で200イニングを投げ続けた投手は手に余るほどしかいないとしつつ、それでもブレイク・
スネル選手なら175から180イニングは投げてくれるだろうと答えました。
その一方で、ドジャースの先発陣についても触れており、スネル選手を除けば皆が何かしら疑問符を背負ってい
るとの見方を示しました。
例えば、山本由伸選手は長い間負傷者リストに名を連ねており、どの程度までのパフォーマンスを提供できるか
が一つの疑問です。
また、ショウヘイ・オオタニ選手についても彼のパフォーマンスをどこまで期待できるのかについては不 clear
との見解を示しました。
グラスノー選手は、負傷者リストに名を連ねる事が常となっており、ゴンソリン選手も同様です。
さらに、ダスティン・メイ選手は2度も手術を受けています。
ボビー・ミラー選手に対してはチームが高い期待を寄せていましたが、彼もまた一つの疑問符となっています。
さらに、カーショー選手についても触れ、「彼は一体いつチームに戻ってこれるのだろうか？」という問いかけ
をしました。
5月なのか、それとも6月なのかという具体的な時間帯について述べながら、ショウヘイ・オオタニ選手が昨年9
月に受けた右肘手術から投手として復帰する年となること、そして山本由伸選手を始めとした他の先発陣がある
程度の“不安要素”を抱えていると指摘しました。
長年野球界で優良な評価を受け続けているプリーサック氏ですが、とある発言で注目を集めています。
「金持ちチームが選手をさらに補強した」という声が度々聞こえる中、彼はドジャースがただ勝利を追い求めて
いるだけだと解釈し、その事実を強調していました。
他の強豪チームであるフィリーズやレッドソックス、ヤンキース、カブス、ブルワーズたちは、ドジャースの動
きを気にかけるよりも、まずは各自の問題解決に専念すべきだと彼は提案したのです。
その上で、司会者からは、「ドジャースの強さを追いつくために、フィリーズやメッツ、パドレス、ブルワーズ
などはもう少し力を注いで選手補強を考えるべきではないか？」という質問を受けました。
プリーサック氏は再度彼の考えを述べ、ドジャースが勝利を求めているだけであり、他の強豪チームがドジャー
スの動向ばかりを気にするのではなく、まずは自分たち自身の問題を解決することが目前の問題であると主張し
たのです。
そして彼の話が進むと、2022年にはパドレスの一員として14勝9敗、防御率2.25の素晴らしい成績を挙げ、2度
目のサイ・ヤング賞を受賞したスネルについて触れました。
31歳の彼は誠に立派な経歴を持つ投手で、2011年のドラフト1巡目追補でレイズに入団。
その5年後の2016年にメジャーデビューを果たしたというその努力の結果、2018年には尋常ならざる21勝5敗、
防御率1.89の成績でサイ・ヤング賞を初受賞しました。
しかしながら、4月にスネルが体調不良でプレイできなかった時期もあり、成績は0勝3敗、防御率11.57と低迷
しました。
しかし、物事は常に前向きに進むもので彼もそれに見合った努力を重ね、ますます良くなっているようです。
そして、8月2日（現地時間3日）のレッズ戦でスネルは9回11奪三振3四球で自身初のノーヒットノーランを達成
し、その後初勝利を飾りました。
その結果、スネルは先発投手としての役割を20回果たし、5勝3敗、防御率3.12という成績を収めています。
また彼は、シーズン終了後に自由契約選手になるための契約を行使し、自由契約選手となっていました。
しかし今年、シーズン開始直前の3月にジャイアンツと2年契約に入ったことが報じられています。
米国のスポーツメディア、ジ・アスレチックのドジャース担当記者、ファビアン・アルダヤ氏によると、一部の
給与が後払いとなる見込みです。
また、来年からは大谷翔平投手がバッターと投手の二刀流でプレイする復帰を予定しています。
彼と山本由伸投手、タイラー・グラスノー投手と一緒に、一線級の投手陣を揃えることが期待されています。
スネル自身も今回、インスタグラムで自身が着ているドジャースユニフォームを公開し、LAの文字を添えて投稿
しました。