フレディ・フリーマン内野手は、今年一年間でこれほどのカメラの数を目の当たりにしたのは初めてだと感じたようです。
彼は今年、10年7億ドル（約1067億円）という非常に大きな契約額のもとでプレーし続けた大谷翔平投手につい
て語っています。
彼は大谷翔平選手とチームメイトとして共に過ごした時間の中で、「ショウヘイは本当に世界で認知されている
スーパースターだ」ということを深く実感したようです。
フリーマン選手はアメリカのポッドキャスト番組「ニュー・ハイツ」にゲスト出演しました。
番組司会者から、「大谷選手が初めてロサンゼルスに来た時、どれほど素晴らしい状況だったのですか？世間の
注目が一気に集まった感じはしましたか？」と質問されると、フリーマン選手は次のように述べています。
「ああ、私がスプリングトレーニングに初めて参加した時、ショウヘイはすでに現地にいました。
その時、私はすでに2年間ロサンゼルス・ドジャースでプレーしていました。
しかし、私が自分の車を停めた時、驚くべきことにおそらく100機以上のカメラが、駐車場に入って来るすべて
の車を撮影していました」と彼は驚きを口にしました。
そのカメラのほとんどは日本のメディアからのものだったと思いますが、彼ら（カメラマンたち）はどの車にシ
ョウヘイや山本由伸投手が乗っているのかは分からなかったようです。
今年のシーズンを通して、フリーマン選手はこれほど多くのカメラを見たことがないと言います。
大谷選手がどこへ行くにしろ、その一挙手一投足が注目の的となり、その厳しい視線に圧倒されていたようで
す。
シーズンの大半は、1番バッター大谷翔平、2番バッタームーキー・ベッツ内野手、3番バッターフリーマンとい
う、まさに"MVPトリオ"が打線に名を連ねていました。
しかしその一方で、8回か9回に大谷選手が最後の打席を終えると、1万5000人以上の観客が席から立ち上がって
球場を後にするという現象が起こりました。
「まるでショウヘイが終わったからという理由だけで、人々が席を立っていったんだ」とフリーマン選手は語
り、「これは一体何なんだ、僕たちはそんなに無価値な存在なのか」と彼とベッツ選手はその状況を笑いながら
感じていたようです。
そう、彼らが感じたのは、そのような事実でした。
私たちが各地を訪れる度に、人々は彼の存在を強く求めているんだよね。
だけどフリーマンはうなずいて「それくらいのことは普通だよ」と言っただけだったんだとさ。
なぜなら彼は50本塁打と50盗塁、この二つを両方達成して、DHの選手として初めてのMVPを受賞したんだか
ら、そりゃもうすごいって言葉がぴったし。
でも、一部の人々が忘れているかもしれないけれど、彼は実は手術を受けて肘のリハビリを経験した中でこれだ
けの成績を残しているのさ。
それに、来年さえすれば、投手としても活躍するかもしれないんだよ。
だからこそ、間近で見てきた僕たちは、彼の本当の「価値」を心から称賛しているんだよね。
そして、大谷翔平と親交が深い32歳の選手が「同じチームに所属している事に感無量」と思うほどの存在である
ことが明らかになったんだ。
ドジャースは日本時間で4日の早朝、テオスカー・ヘルナンデスという外野手と3年間で総額104億円にも及ぶ契
約を交わすことを公表したのさ。
このゲームに熱狂するファンからは、大谷とヘルナンデスの新たなシーズンへの挑戦が一緒に見られる事が「と
ても嬉しい」と対する喜びの声があがったんだ。
そんなヘルナンデスは、昨シーズンに自己最高となる33本塁打を含む好成績を収め、ポストシーズンでは16試合
で打率.250、3本塁打、12打点という成績を残し、チームが4年ぶりのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した
んだ。
それどころか、大谷とはスペイン語を共有するなど親友とも言える関係を築いていたそうだよ。
彼らのコンビをこれからも見続けられるという事実がとても楽しみで、「また大谷の笑顔を見せてくれるシーン
が見られるんだ」「大谷はこれから3年間、スペイン語をヘルナンデスから学べるんだね」「これからも大谷と
ヘルナンデスの楽しい掛け合いが見られるんだ」などと、これからの彼らの頑張りに大きな期待を寄せているん
だよね。
大谷翔平投手が再び素振りを再開し、ドジャースのゼネラルマネージャー、ブランドン・ゴームズ氏が大谷の脱
臼からのリハビリテーションの進行状況について詳細な説明を行いました。
彼の言葉を引用すると「プロセスは順調に進行しており、スプリングトレーニングまでにどの程度まで回復して
いるのかを密に観察していく予定だ」とのことです。
その追加情報として、3日（こちら日本では4日）に行われた記者会見で、ゴームズGMは大谷の現在の状態につ
いて、「バッティング練習の一環として素振りを開始しているが、まだ本格的な打撃練習には至っていない」と
説明しました。
この情報はドジャース専門のニュースサイト、ドジャー・ブルーからも報じられています。
ここで振り返ると、大谷は昨年10月に行われたヤンキースとのワールドシリーズ第2戦で左肩を脱臼し、そのま
まチームの一員として試合に出場を続け、世界一に大いに貢献しました。
それから一ヶ月ほど経った11月には、その左肩の手術を受けていました。
手術後のリハビリの進行状況について、ゴームズGMから問い合わせられた際には、「リハビリは予想通りのペ
ースで進行しており、リハビリの各ステップも順調にクリアしている。
スプリングトレーニングが始まるまでにどの程度まで回復しているのかを見守っていきたい。
今のところは良好な状態だ」と強調しました。
大谷投手は、昨シーズン、ドジャースでの初年度において、メジャー史上初めてシーズン50本塁打＆50盗塁を達
成し、この素晴らしい活躍により、2年連続、3度目となる最優秀選手賞（MVP）を受賞しています。
そして今後、3月18日と19日に開催される今シーズン開幕戦、特にカブスとの対戦に向けて、リハビリを無理な
く一歩ずつ進めており、健康な状態で開幕を迎えることを心待ちにしているようです。