現地時間の18日、つまり日本時間では19日となるその日、アメリカ野球殿堂は、2025年の殿堂入り可能性を秘めた候補者達、全28人の名前を発表しました。
そして、その中には現在マリナーズの会長補佐に携わりながらも特別インストラクターとしても活躍している、
我らが大魔王イチロー氏も含まれていました。
具体的な結果はまだしっかりとは定かではありませんが、敬々具体的には2025年の1月21日に公表される予定と
されています。
米名物ジャーナリストたちは選手として、更には野手としては初めてとなる、満票での選出に対する大いなる期
待を見せています。
なんと彼らは、イチロー氏が満票で選ばれない場合、それは国際的な問題になるとまで声を大にして主張してい
ます。
そんな彼らの胸中に秘められた確信は、確かにその一端を見せてくれるもので、イチロー氏の華々しいキャリア
の中での数々の殊勲ともなるさまざまな記録によってその存在を示しています。
2001年に新人王とリーグMVPを同時受賞しただけでなく、メジャー通算3089安打、509盗塁、そして驚異的な
打率.311を達成した男、それがイチロー氏に他なりません。
メジャーでの初年度から数えて10年連続で200安打以上を挙げ、ゴールドグラブ賞も受賞し続けてきた彼の戦績
は、2度の首位打者獲得と、3度のシルバースラッガー賞受賞という結果にも繋がっています。
彼のこれまでの成果は確固たるものであり、日本人で初めてとなる米殿堂入りはほぼ確実視されています。
また、オールスターにも10年連続で選出され続けている彼の実績は、名物記者ジェイソン・スターク氏が盲目的
にも論じるに値するものとされています。
米スポーツ専門メディア、ジ・アスレチックは、「イチローが満票じゃないなんてあり得るか?」と題する記事
を掲載し、全米野球記者協会による投票が開始されてから約90年経ち、これまで満票で殿堂入りしたのはリベラ
氏一人だけであるという現実を総括しています。
デレク・ジーター氏やケン・グリフィーJr.氏も満票入りが期待されていましたが、残念ながらその期待は届かな
かったのです。
同じ目を通したスターク記者は、満場一致での殿堂入りという極めて難易度の高いカテゴリーでは、過去の歴史
が我々にアンダーポイントを見つけ出すよう教えてくれると語り、イチロー氏への投票がどうしても必要な理由
を一つ一つ丁寧に列挙しています。
我々がここで語っているのは、地球上で最も名高い2つの野球リーグ、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)
と日本のプロ野球(NPB)の舞台でプレーし、他の誰よりも多くのヒットを生み出した男なのです。
この彼は、その計り知れない成績から世界的な選手で、野球そのものの象徴ともいえる存在であります。
言い換えれば、アメリカ野球リーグとナショナルリーグの歴史を通じて、同一シーズンに新人としての最優秀選
手賞である新人王と最も優秀な成績を残した選手に送られる最優秀選手賞(MVP)を同時に手にしたただ2人の
うちの1人という実績を持つ彼なのです。
さらにいうと、これまでの長い歴史の中で、5シーズン連続とは思えないような素晴らしい成果を上げた選手
は、実際には誰一人として存在しません。
それこそ、彼が記録した10シーズン連続での200本以上の安打と、ゴールドグラブ賞(守備の素晴らしさを讃え
る賞)の受賞という、他のどの選手も成し遂げられなかった成果を見ると、彼の名前を確認せずにその一票を投
じる投票者が、どのようにしたらその行為を正当化することができるのでしょうか。
さらに、もしも鈴木一朗氏が殿堂入りの投票で完全一致(満場一致)を得られなかったとしたら、それはただ恥
ずかしいというだけのことではありません。
それは事実上、いつでも国際的な騒動が起こる可能性があるという状態だともいえますし、それが"国際問題"に
発展する可能性すらもあります。
そして、通算で彼が打ったヒット数3089という数値、10度ものゴールドグラブ賞の受賞、そして彼が27歳で
MLBのシアトル・マリナーズチームでメジャーデビューを果たしたという事実。
これらすべてが、彼の初年度からの殿堂入りがほぼ確実とされており、問題点は、彼が史上2人目の全票(満
票)を獲得するかどうかということなのです。
彼を応援するアメリカのファンからは、「もしもイチローが満票ではなかったら、私たちは一体誰に投票すれば
いいのか」という声が次々と上がっています。
そして米野球殿堂が18日、つまり日本時間で19日に、2025年の殿堂入り候補者28人を発表した際、現在マリナ
ーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めているイチロー氏の名前が新たに加えられました。
そして彼は、メジャーリーグでの1年目から10年間連続してゴールドグラブ賞を受賞し、毎シーズン必ず200本
以上のヒットを打つという驚くべき記録を作り上げ、最終的には歴史上25位となる3089本のヒット、生涯打
率.311、509の盗塁という、まさに光り輝くキャリアを積み重ねました。
イチロー氏は、27歳の2001年にマリナーズでメジャーデビューを果たしました。
そして同年には、打率.350と56盗塁という2つの項目でリーグ1位となり、新人王とMVPの2つの賞を同時に手に
するという、これまでに2人しかいない偉大な成果を達成したのです。
そしてこれまでに満票で殿堂入りを果たしたのは、歴代最多となる652セーブを記録したマリアーノ・リベラた
だ1人だけです。
先述したデレク・ジーター選手が野球名誉殿堂入りに必要な投票において、わずか1票の不足を経験した際、さ
らにケン・グリフィーJr.選手も3票足りないという現状がありました。
それらを背景に、アメリカの大手スポーツニュースメディアであるESPNのスポーツジャーナリストであるバス
ター・オルニー氏が、日本時間の12日に13日に向けて自身のツイッターアカウントを通じて発信した内容に焦点
を当ててみましょう。
彼は、「イチロー選手が全票を獲得して、米野球殿堂入りを果たすべき」という旨のメッセージを投稿しまし
た。
だからこそ、現在の状況下におけるイチロー選手に対する重要な議題となっているのは、彼が全票を得ることが
できるかどうか、ということです。
オルニー氏は、例えば「間違いなくイチロー選手は全票で殿堂入りが認められるべき存在だ」「もしイチロー選
手が全票でなかったら、一体誰に票を投じるべきだろうか」「イチロー選手の殿堂入りが楽しみで待ちきれな
い」「イチロー選手は殿堂入りを果たすのに相応しい人物だ」といったコメントを口にし、その高い支持率を示
したのです。
そして、このような彼の発言と平行して、イチロー選手の米殿堂入りの候補者登録が公式に発表されると、米国
の野球ファンたちからも次々と反応が寄せられました。
史上最高の選手(GOAT)とされる彼のプレーを観るたびにワクワクするという声も上がるなど、イチロー選手
に対する人々の高い評価が露わになりました。
なお、この投票結果が発表されるのは、2025年の1月21日または22日に、MLBネットワークにて行われる予定
です。
メジャーリーグで10年以上プレーした選手が引退した5年後に、名誉殿堂入りのための資格が認められます。
そして、投票は全米野球記者協会に10年以上連続で所属する記者たちが行い、有資格者から最大10名までを選
び、全投票数の75パーセント以上を得ることができた選手が、名誉の殿堂入りとなります。
その際、ニューヨーク州クーパーズタウンにある野球殿堂で、その功績が称えられるのです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません