大谷翔平投手が1日（日本時間2日）に自身のインスタグラムを更新したことは、私たちにとっては大きな話題と
なりました。
その日に行われた優勝パレード＆セレモニーで彼が撮影された様々な写真や動画を彼自身が投稿したのです。
その中に、一枚の特別な写真がありました。
その写真に対して、「これは素晴らしい写真だ」「もしかして、これは真美子さんが撮ったのではないか？」と
いった反響が広がっています。
大谷投手は、このインスタグラムの投稿に「Thank you LA」という感謝の言葉を綴り、それぞれの写真を投稿
しました。
その中には、パレードのバスの上で勢いよくデコピンを抱えている写真、ファンの声援に応える姿が映っている
映像、そしてドジャースの共同オーナーであるマジック・ジョンソンさんとの2ショット、そして大谷投手の奥
さんである真美子さんとデコピンを一緒に持って笑顔で写っている家族の写真などが含まれていました。
しかし、特に注目を浴びたのは、投稿の一番最初に載せられたある写真でした。
これは、バスの上で大谷投手が楽しげに笑顔を見せている一枚の写真でした。
しかし、興味深いのは、このパレード中にずっと大谷投手の隣にいたはずの真美子さんがこの写真の中には無い
点で、「もしかして、この写真は真美子さんが撮影したのではないか？」「大谷投手の笑顔をこんなにも素晴ら
しく撮影できるのは真美子さんだけではないか？」などと、様々な憶測が飛び交いました。
しかも、その写真に対して「素晴らしい写真だ」「最高の笑顔だね」、「きっとこれは特別な一枚に違いない」
といった評価も寄せられました。
昨年2月に結婚を発表した大谷投手と真美子さん。
彼女は3月に韓国で行われた開幕シリーズにも参加し、以降も度々公の舞台に登場しています。
オールスターのレッドカーペットでは仲良く夫婦で登場しましたし、地区優勝後には盛大なお祝いの舞台で写真
撮影を行う様子も見て取れました。
彼女の存在が大谷投手のパフォーマンスを高める一助となっているのかもしれません。
大谷投手自身が以前語ったところによれば、「結婚すること自体が、野球にどう影響するのかは分からない。
ただ、プラス面を感じている。
マイナス面はないと思っている」のだそうです。
これは大谷投手が自身の結婚生活や家庭環境が、彼の野球生活にどのような影響を与えているのか、冷静に分析
している様子を示しています。
大谷投手自身が野球という仕事についてどのように考えているのかというと、それは「生きていく楽しみを増や
すため」とのことです。
それは私たち一人ひとりが人生を楽しむために何かをする、という基本的な動機と同じですね。
彼の言葉からは、彼が野球という仕事を通じて、人生を豊かにしているということが伝わってきます。
野球をプレイしている間に、いかに努力が途方もなく必要だとしても、結果が出ずにヒットを出せなかったり、
打者に喰らってピッチングを抑えきれなかったというような結果が出ることもあるというのが、何の隠れもなく
明確な事実です。
そういった状況に陥ったとしても、それは自分自身の技能や才能がまだまだ足りなかったと受け止め、自己認識
するべきなのです。
それを自分の私生活の問題や困難に言い訳するなどということは、まったく無意味であるし、不適切だとはっき
りと断言します。
つまり、野球という世界と自分の私生活という世界は全く異なるもので、理想としてはそれぞれを切り分けて考
え、理解することが大切だということです。
人生というものが常に順風満帆で、どんな困難もなく進むわけではないということは誰しもが経験から理解する
はずです。
そんな逆境に立たされたときであっても、何かしらの楽しみや喜びを見つけることができると、それは非常に健
康的なことであり、人生を豊かにする要素となります。
何事にも、そうした喜びや楽しみを秘めることこそが、人生を満足の行くものにすると確信しています。
以前、大谷翔平選手が「1日が40時間あったらなあ」と語っていました。
その一言が如何に彼が野球に情熱をともなって取り組んでいるかをうかがい知ることができます。
そんな忙しい毎日を送っている大谷選手が、奥さんと共に過ごす楽しい時間をどのように作り出していたのか、
理解するのは容易ではありません。
私が知る限り奥さんも仕事をしていて、昨年のシーズン中はアメリカにほぼ来ていなかったということですし、
私が彼に手術をした右肘のリハビリ期間中も、愛犬デコピンと共に静かに過ごしていたと聞いています。
そんな状況下において、彼が特別に時間を作り出すために何か特別なことをしていたわけではないと言っていま
した。
さらに、大谷翔平選手はアメリカの野球チーム「ドジャース」の選手、バリー・ラマー・ボンズ選手との対戦で
は非常に良い成績を収めています。
バリー・ラマー・ボンズ選手はカリフォルニア州リバーサイド出身で、彼のプレイは1990年代初頭から中盤にか
けて非常に優れたものでした。
並外れた打つ力、走る力、守る力を兼ね備えた5つの要素をすべて持ったプレイヤーと言われ、30本塁打と30盗
塁を5回、打率3割と30本塁打と30盗塁を3回、打率3割と40本塁打と40盗塁を1回記録するというすばらしい成
績を達成しました。
この40本塁打と40盗塁の記録は、ホセ・カンセコに次いで史上2人目の記録となったものです。
また、守備においても優れていて、ゴールドグラブ賞を8回も受賞しています。
そうした彼の才能は、1997年のオールスター戦でデビッド・コーンとイバン・ロドリゲスの強力バッテリーから
盗塁を成功させるというシーンでも証明されました。
スポーティング・ニュースとESPNの両方から90年代の最優秀選手に輝いたバリー・ボンズは、スポーツファン
にとっては、ウィリー・メイズやジミー・フォックス、スタン・ミュージアル、タイ・カッブ、テッド・ウィリ
アムズ、ピート・ローズ、マイク・シュミットなど、歴代の受賞者たちと並ぶ巨星です。
彼はMVPという賞を合計で7度受賞しているのですが、そのうちの3度が90年代という彼の全盛期に受賞してお
ります。
さらに、2001年には彼の卓越したバッティング力により73本塁打という空前絶後の記録を樹立しました。
そしてその2001年を皮切りに出塁率.500以上を達成し、さらには4年連続で長打率.700以上という強打を示し
ました。
そして、これら2つの数値を合計したOPSでは1.200以上を記録しました。
2004年には、出塁率は驚異的な.609、長打率はなんと.812に達し、これを合計したOPSは大リーグベースボー
ルの記録となる1.422を達成したのです。
また、四球の記録についても、彼自身が3度も更新し、敬遠の記録を2度も更新、さらに出塁率の記録も2度更新
しています。
彼のキャリア初年度における年間三振の記録は102でしたが、その後2001年に73本塁打を達成してからは、本
塁打率が急上昇し、2004年には三振41回に対して本塁打が45回と、なんと三振の数よりも本塁打の方が多いと
いう異常な記録を残しました。
しかしながら、73本塁打を打った2001年のシーズン以外では、50本塁打以上を記録したことは一度もありませ
んでした。
また、試合中に無走者で41度も敬遠されるということもあり、そのうち5度は無死無走者の場面で敬遠されまし
た。
さらに、2ストライクを取られてから敬遠されるという状況も5度ありました。
そのうち0ボール2ストライクからフルカウントになり敬遠されたのが3度もありました。
そして、彼の打撃力の凄まじさを物語るエピソードとして、1998年5月28日のダイヤモンドバックス戦での一幕
があります。
なんと9回表でツーアウト満塁の大ピンチの場面で、彼に対して無走者四球を選択したのです。
これもまた彼の打撃力を認める結果と言えるでしょう。
さらに彼の打撃の軌跡を見てみても、彼の特徴が如実に現れます。
2001年シーズンの本塁打内訳を見てみると、右翼方向へ29本、中堅方向へ15本、左翼方向へ4本、左中間へ4
本、右中間へ21本と、引っ張り方向（打者の左側）への打球が多く、逆方向への打球がわずか8本となってお
り、典型的なプルヒッターだったことがわかります。
しかしながら、そのような偏りがあるにもかかわらず、ボンズの打撃力は絶大で、逆方向に打つ必要すらないほ
どでした。
コメント