アメリカにおけるベースボール界で最も輝かしい防御力を示す栄誉、それがゴールドグラブ賞です。

野球、スポーツ

この賞の受賞者が2024年11月4日の日本時間に発表されました。

そして驚くべきことに、今年のワールドシリーズを見事に制覇したチーム、ドジャースからは一人として選出さ

れることはありませんでした。

このゴールドグラブ賞というのは、アメリカの30のプロベースボールチームの監督やコーチ陣が75%の投票を

行い、残り25%は守備指標によって決定されるという方式で選ばれます。

ただし、これには一つ大きな制約がありまして、それは自分たちの所属チームの選手には投票ができないという

ルールが存在しているのです。

そして今回の受賞者選出には、非常に興味深い現象が見受けられました。

それはなんと、初めての受賞となる選手が14人も選ばれたという事実です。

これは過去22年間で最も多いタイ記録だと言えますね。

10人以上の初受賞者が続出したのは、これまで4年連続でしたが、今年でそれを更新したことになります。

一言で言えば、それほどまでの大波乱とも言える結果になったのです。

ドジャースチームからは確かにノミネートされていました。

特にW・スミス捕手とE・ヘルナンデス外野手選手はその防御力において評価が高かったのですが、結果として

選出されることはありませんでした。

また感動的なエピソードとして、C・サンタナ選手(ツインズ)の初受賞があります。

彼は一塁手で、この受賞時に38歳175日という、野手としては史上最高齢の記録を打ち立てました。

全体とすれば史上3番目の年齢です。

そしてもう一人、RソックスのW・アブレイユ選手が注目されます。

彼は史上7人目となるルーキーの受賞を達成しつつ、これは01年のイチロー選手(マリナーズ)以来の快挙でした。

アメリカンリーグとナショナルリーグの各項目別の優秀選手が決定しました。

それらの詳細は以下のようになります。

投手の部門ではアメリカンリーグからはロイヤルズ所属のルーゴ選手、ナショナルリーグからはブレーブス所属

のセール選手が選ばれました。

捕手部門ではマリナーズのローリー選手とジャイアンツのベイリー選手がアメリカンリーグとナショナルリーグ

からそれぞれ選ばれました。

一塁手部門ではツインズのサンタナ選手とダイヤモンドバックスのウォーカー選手が、二塁手部門ではガーディ

アンズのヒメネス選手とブルワーズのチュラング選手がそれぞれ選ばれました。

また、ウィット選手(ロイヤルズ)やトーバー選手(ロッキーズ)がそれぞれアメリカンリーグ・ナショナルリ

ーグの遊撃手部門で選ばれました。

三塁手部門にはアストロズのブレグマン選手とジャイアンツのチャプマン選手が選ばれ、左翼手部門ではガーデ

ィアンズのクワン選手とカブスのハップ選手が、中堅手部門ではブルージェイズのバーショ選手とロッキーズの

ドイル選手が選ばれました。

右翼手部門ではレッドソックスのアブレイユ選手とブルワーズのフリリック選手があげられ、ユーティリティー

というカテゴリーではマリナーズのムーア選手とパイレーツのトリオロ選手がそれぞれ選ばれました。

また、2025年の米野球殿堂入り候補者として28名が提名され、名前は2021年11月18日(日本時間では19日)

に発表されました。

その結果は2025年の1月21日(日本時間では22日)に発表される予定となっています。

今回の候補者の中には、マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏も含まれていま

す。

彼は2019年以来の満票受賞が期待されており、さらに、彼が野手として一人で満票にならなければ「国際的な事

件が起こる」と主張する米名物記者の期待もあります。

彼の実績は驚異的で、2001年には新人王とリーグMVPを同時受賞し、その後メジャーリーグで通算3089安打、

509盗塁、通算打率.311という素晴らしいデータを達成しています。

さらに、10年連続で200安打以上を打ち出し、ゴールドグラブ賞も10年連続で受賞しています。

その他にも、首位打者に2回選ばれ、シルバースラッガー賞も3度受賞しています。

その実績は非常に充分で、日本人として初めての米野球殿堂入りが確実視されているのもニュースの中で報じら

れています。

さらに、彼はオールスター出場も10年連続で達成しています。

あり得ないほどに素晴らしいパフォーマンスを長年にわたり発揮した、あのイチローほど野球殿堂入りに相応し

い選手が他にいるでしょうか。

彼の功績は枚挙にいとまがないほどです。

その中でも目立つのは彼がアメリカと日本の代表的な2つのプロリーグで総計4367もの安打を記録したという事

実です。

我々の間で語り草になっている著名な記者、ジェイソン・スターク氏も同意見で、彼が述べています。

彼の主張によれば、「全員一致で野球殿堂入りを決議すべきであるという観点から、イチローに投票しない理由

など存在しない」というのが彼の意見です。

この見解はアメリカのメディアでも大きな話題となり、野球ファンや評論家たちの間で「イチローは全員一致で

野球殿堂入りを果たせるのか?」という議論が持ち上がっています。

有名なスポーツ専門のメディア、ジ・アスレチックも、「イチローが全票で野球殿堂入りを果たす可能性がある

のか?」というテーマで記事を執筆しています。

米国のプロ野球の殿堂入りには、全米野球記者協会の投票が影響しますが、全員一致での殿堂入りはこの90年間

でリベラ氏だけです。

デレク・ジーターやケン・グリフィーJrなど、他にも全員一致での殿堂入りが期待された選手はいたものの、結

局はその期待を叶えることはありませんでした。

ジェイソン・スターク氏は、「全員一致での殿堂入り」という厳しい条件をクリアすることは非常に困難である

と言及しつつも、イチローが投票に値する理由をいくつも挙げています。

「みそ」は、彼が地球上で最もレベルが高いとされる2大リーグ(MLBとNPB)での成績です。

また、彼は世界中の野球ファンから注目を集め、アメリカンリーグとナショナルリーグの新人王と最優秀選手の

ダブル受賞を達成した2人のうちの1人でもあります。

さらには、これまでの野球の歴史で5シーズン連続で200安打以上を記録した選手はイチローだけであり、10シ

ーズン連続で200安打以上を記録しつつゴールドグラブ賞を受賞したのも彼だけです。

それにもかかわらず、イチローが全員一致で野球殿堂入りを果たせなければ、それは単に恥だけではないとスタ

ーク氏は言います。

それは国際的な賛否を巻き起こす可能性があるとまで彼は予測しています。

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